2022年に注目したいWebデザイントレンド 【2022年】最新Webデザイントレンド6選【Webデザイナー厳選】

たけおか

デザイナー/ディレクター たけおか

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【2022年】最新Webデザイントレンド6選【Webデザイナー厳選】

2022年、また新しい年になりました。時間は進むだけでなく、日々デザインのトレンドや新しい手法が生まれています。
去年に引き続き本記事では、シスコムのWebデザイナーが厳選した2022年に注目したいWebデザイントレンドをご紹介します。

2021年は、サイトコンテンツを個性的に表現する独自性がありました。
2022年のデザインはWebデザインによりグラフィカル表現が加えられることで、見る人を楽しませるコンテンツが増える印象です。

ユーザーを楽しませるテクニック、見やすいレイアウトなどを動画と解説でわかりやすくまとめました。

※YouTubeは再生ボタンを押せば好きな動画が記事内で再生されます。

目次

    パララックス・アニメーション

    昨年に引き続き、パララックス・アニメーションを使用したサイトは定番といえるでしょう。スクロールすることで動きがでたりストーリーを持たせることができるため、ユーザーに能動的にサイトを閲覧してもらえるメリットがあります。今後もより遊び心のあるサイトが増えてくることでしょう。

    https://www.haagen-dazs.co.jp/brand/why_haagen_dazs/

    ポップで立体感のあるイラストを使ったサイト。まるで絵本のようにコミカルに動く人形が世界観を生み出して、商品を楽しく紹介しています。7つの理由もスクロールするごとに回転して切り替わり、メニューと連動して動く工夫がされています。フラットなデザインに比べるとより立体感、リアルを感じさせる印象です。

    https://www.m-chemical.co.jp/saiyo/

    やわらかい切り絵のようなタッチのイラストで独特の世界観を生み出しています。しかけ絵本のページをめくるようにそれぞれのテーマが紹介されています。採用サイトとしては個性的かもしれませんが、コンセプトがはっきりしているため世界観に共感できる人材をもとめていることがわかります。

    https://www.honda.co.jp/365FREED/

    画面上でドライブを楽しめるような遊び心のあるサイトです。カラフルな色合いで楽しさを演出して、見ている人をワクワクさせるような仕上がりになっています。

    パララックス・アニメーションで注意したいのは、あまり複雑にしすぎると表示が遅くなったり、どこをクリックして良いのかわからなくなってしまうことです。初見のインパクトがあっても、何度もみてもらいたいサイトであればどの部分に動きを入れたら良いのか、ユーザーが迷子にならないようにするためにメニューをつけるなども考えながらデザイン、設計するようにしましょう。

    3Dグラフィックを使ったよりバーチャルなWebデザイン

    2021年は新型コロナウイルス感染症が流行り出してから約2年が経過したこともあり、世間がコロナ禍という状況に慣れてきた年でもありました。それにともない、外出できない状況を基準とした現代のWebサイトの立ち位置も変わってきており、実際にその場にいるような従来のWebサイトの域を超えたバーチャル空間のような世界観をもった体験型サイトが生まれています。またそこに3Dグラフィックを取り入れることで、よりインパクトのある没入感のある演出をすることが可能になりました。バーチャルで商品を見せたり、展示会やパノラマビューなど、コロナ禍でまだ外出に制限のある中でも、人々を楽しませようと工夫されたコンテンツが今後も続々と生まれていくでしょう。

    https://virtualmuseum.fukuoka-kenbi.jp/

    箔押しや抜き型といった印刷物の美しい図録のような表現が見事なサイトです。導入のスクロールするごとに不思議な世界に誘われる感覚もとても楽しいですね。バーチャル美術館ならではの表現もあり、展示会のパネル説明などや映像とあわせて作品を紹介されていて家にいながらでも楽しめる内容になっています。

    https://www.ana-cooljapan.com/contents/art/

    リアルとバーチャルが融合した体験型のサイトです。WebGL(Web Graphics Library)はブラウザでリアルタイムで3D表示され、PCでもスマートフォンでも360°のパノラマビューなど、ゲームのように自分で操作をして自由に動かすことができます。実際に足を運んだかのようなバーチャル美術館を体験できるのもサイトは、今後も増えていくことでしょう。

    https://www.tokyo-zoo.net/zoovie/

    アニメーションとバーチャル空間を融合した動物園・水族園のサイトです。バーチャルツアーでリアルな体験やストリートビューで園内を散歩したり、動画を見たりもできるので、サイトを楽しんだのち、実際に足を運ぶ楽しさもあります。遊びに行く前にじっくりと調べてみたい、より息の長いファンを作ることに注力したサイトでもあります。

    https://agriculture.kubota.co.jp/virtual-exhibition-2021/

    イベントの開催が制限される中、バーチャル展示会などもWeb上で開催されることが増えた近年、リアルでできない体験をサイト上でお客様にしていただくことも可能になってきました。試乗体験やセミナーなどの開催により、遠方で参加できなかたお客様にもPRできるサイトとして今後も注目されることでしょう。

    3Dグラフィックを使ったサイトは、コンテンツ上だけで完結するのではなくよりリアルと連動したサイトが多くなってくると予想されます。動画と組み合わせることで体験・体感ができることで商品やサービスにより興味を持ってもらいやすくなり、ファン獲得にもつながるサイトはユーザーにもメリットが多いのではないでしょうか。

    グラデーションのカラーリング

    カラーリングにグラデーションを取り入れることで、未来感を表現しているサイトも増えました。昔流行したドロップシャドウで立体感を出すようなグラデーションではなく、フラットなデザインに合う現在のより洗練された配色により、新たなグラデーションの流行が生まれています。

    https://isid-ai.jp/

    ボタンやアイコンにグラデーションを取り入れ、洗練された個性を出しています。イラストにもグラデーションを使用して世界観を統一しています。フラットなデザインのアイコンのカラーがグラデーションになるだけでも、印象が大きく変わっています。

    http://www.caraful.co.jp/

    メインイメージはネオンのようなムービー演出でサイト全体のグラデーション表現とマッチしています。ボタンのデザインもシンプルで統一感が生まれています。

    https://www.31ventures.jp/

    グラデーションは3Dイメージと組み合わせると相性もよく世界観を表現できます。背景やアイコン、ボタンにもグラデーションを組み合わせて統一感のあるデザインになっています。グラデーションの色使いは色相を絞って、黒や白を組み合わせると相性が良いデザインに仕上がります。

    タイポグラフィによるレイアウト

    タイポグラフィをあしらったサイトは以前からありましたが、太字でくっきりとしたフォントでデザインした雑誌のようなサイトがトレンドになっています。

    http://www.aminomason.jp/

    フォントは白と黒ですっきりさせながら、写真のレイアウトでメリハリがあるサイトです。 サイトデザイン自体がパッケージされたデザインのように見ていて楽しいサイトです。

    https://www.mos.jp/oc/gaburi/ 

    雑誌風のタイポグラフィをメインにしながら、ポップなレイアウトにより新鮮な印象を与えています。タグがメニューのようになっているのも面白い表現です。 フォントを使い分けより印象的なデザインになっています。

    https://dmm-corp.com/

    下層ページは太字のフォントでレイアウトすることでしっかりとしたメッセージを発信しています。明らかなボタンのデザインはあまりなく、テキストのレイアウトで上手に表現されています。

    https://www.obunsha.co.jp/pr/change/

    文字と写真をレイアウトし、必要なメッセージだけに絞り込んだシンプルなサイトです。 メインイメージのメッセージの一部に手書きを使用するなど、より印象的な演出になっています。

    モノクロデザイン

    モノクロのWebデザインは以前からありましたが、近年はより洗練されてきています。カラフルなサイトが多い中、あえてモノクロ調で統一されたデザインは見た人に強いインパクトを与えることができます。マウスオーバーで写真に色がついたり、強調したいポイントだけ色をつけることにより、より伝えたい部分を目立たせることができます。

    https://baas.minna-no-ginko.com/

    イラストなども全てあえてモノクロで表現することでサイトデザイン全体をすっきりとした印象に仕上げています。白と黒のバランスもよく、アクセントカラーの蛍光イエローが目を引くデザインです。

    https://visualize60.ndc.co.jp/

    白をベースに黒のテキストでとてもシンプルなデザインのサイトです。イラストも線画のみ、黒のベタもほぼありませんが、レイアウトで美しさを表現しています。

    https://www.hxxxp.com/

    テキストも写真もモノクロですが、カーソルを合わせることで写真に色がつくためとても洗練された印象があります。シンプルながらとてもおしゃれなサイトに仕上がっています。

    インフォグラフィックによる表現

    グラフィックでも、たくさんの情報をわかりやすく伝えるデザイン手法の一つとしてインフォグラフィックが用いられてきました。Webデザインでは、さらに動きを加えることで、見ている人を飽きさせない工夫ができるため、数字で見るページや3分でわかるページ、採用サイトの会社紹介のページなどで当たり前のように見られるようになっています。インパクトを与え、楽しませる工夫が凝らされたインフォグラフィックの表現は今後もトレンドになっていくと思います。

    https://go.sbisec.co.jp/cp/cp_6million_20210420.html

    会社紹介も単に数字が動くだけでなく、イラストと連動させることで見ている人飽きさせない工夫がされているのもインフォグラフィクデザインの優れているところです。

    https://brusselsairportinnumbers.brusselsairport.be

    数字やイラストが動くインフォグラフィック表現は以前からありましたが、イラストの動きもよりオリジナリティに溢れるものになっています。スクロールするたびに動くコンテンツが見る人に楽しさとインパクトを与えてくれます。あえてランダムに配置されたBOXのイメージがとても可愛らしいです。

    https://tgu.mext.go.jp/goal/

    サイト全体がイラストで表現され、スクロールするごとに数字が連動して動くため飽きることのないWebデザインになっています。1画面にあえて1つの情報とイラストにすることでシンプルでありながら効果的にメッセージを伝えることができます。

    2022年Webデザイントレンドまとめ

    今年もWebデザイナー目線で2022年のWebデザイントレンドを予測してみました。
    さまざまなサイトの傾向を見る+自分の経験値から検証してみました。去年はWebの良さを活かしたスタイリッシュなデザインが多くありましたが、今年はよりグラフィカルな表現とWebという空間を融合させたデザインが流行るのではないかと思います。

    Webデザインは1年もたつとガラッとトレンドが変わってしまうことも珍しくありませんが、やはり新しいデザイン、新鮮なデザインは見る人の興味を惹きつけてくれます。また、デザインだけでなくWebサイトでできることもバーチャル展示会や動画を含め多様化してきています。
    何年か前にサイトをリニューアルしたけれど、Webデザインが古くなっている気がする、モニタサイズやスマートフォンに対応した新しいWebデザインにしたい、Webで面白いコンテンツを実現したいなどのお悩みがあれば、シスコムで無料相談も行っていますので、お気軽にご相談ください。

    たけおか

    この記事を書いた人 デザイナー/ディレクター たけおか

    デザイナー歴17年。もともと事務の仕事をしていたが、一念発起してデザイナーに転身。現在はディレクション担当。ユーザーの目線に立った効果の出るチラシづくりなどが得意で、クライアントとの打ち合わせでもユーザー目線に立った説明ができるのでリピーター率が高い。趣味は読書で、好きなフォントは『筑紫A丸ゴシック』と『DIN』。

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