知らないと失敗する? web担当者必見!ホームページで集客できる8つの方法
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「ホームページを作成したけれど、当初考えていた結果が出ない」とお悩みのWeb担当者の方は多いのではないでしょうか。Webを用いた集客は想像以上に奥が深く、ただホームページを作っただけでは十分な結果を得られないケースがあります。
そこで本記事では、ホームページ運用でよくある失敗パターンと理由を紹介するとともに、後半では集客アップにつながる解決策をご紹介します。「ホームページ集客が思うようにいかない…」という方は、参考にしてみてください。
目次
ホームページを構築しても結果が出ない7つの理由
ホームページを構築しても、十分に集客できないとお悩みのWeb担当者は少なくありません。結果が出ない原因として、以下の7つの理由が考えられます。
01.目的やゴールを決めずに作っている
ホームページを制作する際、「なぜホームページを作るのか」といった目的やゴールを明確にせずに運営すると、失敗する可能性が高まります。ホームページと一言でいっても、企業によって目的はさまざまです。より多くの人を集客したいのか、特定の購買意欲が高い人を集客したいのか、資料請求に導きたいのかなど、目的によって施策上の違いがあります。
例えば、「集客はあるが最終的な成果につながらない」「そもそも集客がない」といった2つのケースでは、見直すべきポイントは変わってきます。ターゲットに応じて効果的なアプローチを打ち出せるよう、まずは自社全体で共通の目的を定め、「ゴールを目指すためにはどのような施策が必要か」を考えましょう。
02.具体的なペルソナを設定していない
ペルソナとは、自社の商品・サービスを利用する顧客像のことをいいます。自社商品をどのように訴求するか、ホームページの方向性を決めるにあたって、具体的なペルソナを設定することは非常に重要です。ペルソナを決めずにホームページを作成したことで、コンテンツの内容やキャッチコピーなどが的外れとなってしまい、効果的なアプローチができてないケースも少なくありません。
ペルソナを設定する際は、年齢や性別だけでなく、趣味や職業、年収、ライフスタイルなどを深堀して、なるべく詳細にプロフィールを設定しましょう。ペルソナを決めることで、ターゲットに響く効果的なホームページを作成できるようになります。
03.デザイン重視になるあまり、うまく訴求できていない
単にデザインが魅力的だからといって、ホームページの集客がアップするとは限りません。デザインだけにこだわりすぎるあまり、訴求のポイントを押さえられていないこともよくある失敗例のひとつです。
ユーザーにインパクトを与える魅力的なデザインは大切ですが、その他にも「商品やサービス内容が分かりやすい」「読み応えのあるコンテンツがある」など、ホームページの中身の質や、ユーザービリティを向上しなければ、リード獲得につながりません。ホームページを作成する際は、見た目だけでなく、ユーザーの視点になって使いやすいレイアウト設計や、充実したコンテンツにもこだわりましょう。
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4.公開後に更新していない
ホームページを作成したあと、そのまま放置していませんか?クオリティーの高いホームページを作成しても、公開後ほとんど手がつけられていないホームページも多くあります。更新頻度が少ないホームページはSEOで上位表示を狙いにくくなるほか、情報の鮮度が落ちることで価値が下がってしまいます。
ホームページは構築してからがスタートです。最新のコンテンツを追加したり、効果測定によって更新や修正を繰り返していくことで、読み手にとって価値のある情報となり、集客率アップにつながります。「作ってからが勝負」という気持ちで、更新・改善を続けていきましょう。
05.自社の商品・サービスの魅力を把握できていない
ホームページを作成するうえで、自社の商品・サービスの特徴や魅力を十分に理解できているでしょうか。自分たちが商品やサービスの魅力を把握していなければ、ユーザーに効果的なアピールをすることができず、ホームページを作成しても集客は難しくなります。その自社の商品やサービスがユーザーにどんなメリットがあるのか、ユーザー目線で訴求することも大切なポイントです。
また、数ある競合の中でユーザーに選ばれるためには、自社にしかない強みや差別化できる魅力を訴求していくことが重要です。今一度、他社にはない強みや魅力を考えてみましょう。他にはない魅力的なポイントをアピールすることで、商品やサービスが売れるホームページを運用できるようになります。
06.定期的なアクセス解析を怠っている
ホームページを作成したあとに定期的なアクセス解析を実施怠っているのも、結果が出ない原因になりかねません。ホームページを開設したものの、「その後の効果検証を実施していない」「アクセス解析をほとんどしていない」というケースは多くあります。アクセス解析をしていない状況では、現状の集客率を把握できず、改善策を打ち出すことができません。
ホームページの集客力を高めていくためには、定期的に効果検証やアクセス解析を実施して改善を繰り返していく必要があります。アクセス解析を行うと、PV(ページビュー数)や検索キーワード、コンバージョン率(成約率)などさまざまな情報を習得できます。これらの情報を活用することで、より効果のある施策を試したり、課題を改善したりできます。
Googleアナリティクスをはじめとするアクセス解析ツールを用いて、自社ホームページのPDCAサイクルを回しましょう。
07.ホームページ制作会社に丸投げしている
ホームページ制作のノウハウがない企業では、ホームページ制作会社に丸投げするケースも多くあります。「ホームページの専門家だから任せるのは当然だろう」と思いがちですが、注意しておくべき点もあります。
ホームページ制作会社は、ホームページ制作の専門家であるとはいえ、会社のビジョンや商品について深く理解しているわけではありません。質の高いホームページを制作できる技術はあるものの、「会社の商品やサービスについて詳しく知らない」「経営的な視点からホームページを制作できない」というケースも少なくありません。
一貫してサポートしてくれる制作会社であっても、自社商品や経営戦略についてはあなたの方がプロフェッショナルといえるでしょう。失敗しないためには、制作会社に丸投げするのではなく、自社のほうが知見がある部分に関しては積極的に関わっていくことが重要です。
シスコムでは、20年以上に渡る豊富な知見をもとに、ホームページの目的をお伺いし、お客様の課題に寄り添った提案を一緒に考えてホームページを制作しております。
今あるホームページのどこが悪いかわからない、何から手をつけていいかわからない、というお客様には、無料診断で改善のアドバイスなども行なっておりますのでお気軽にお問い合わせください。
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どのような運用を行えば、効果が出るのか?8つの改善案
ホームページ制作における7つの失敗例をご紹介しましたが、実際にどのような運用を行えば結果が出るのでしょうか。ここでは主にホームページ内部の施策(内部施策)と、ホームページ外部からのアプローチ(外部コンテンツ施策)に分けて、効果的な運用方法をご紹介します。
内部施策
ホームページ制作における内部施策とは、検索エンジンでの上位表示を狙うためのSEO対策をはじめ、コンテンツの質やユーザビリティの向上など、ホームページ内で行う施策のことをいいます。具体的な方法には、以下が挙げられます。
01.ホームページの目的やゴールを明確にする
訴求方法を考えるまえに、まずはホームページの目的やゴールを明確化することが重要です。自社ホームページで集客を狙う場合の目的には、「見込み客の獲得」もしくは「商品やサービスの販売」などがあります。その他にも、とにかく問い合わせがほしい、資料請求をしてもらいたい、無料ファイルをダウンロードしてもらいたい、など、企業ごとにさまざまな目的があります。
ホームページを制作すると決まったら、社内で目的やゴールを設定しましょう。例えば、リード獲得を狙いたい場合には、ゴールは「問い合わせ」「資料請求の申し込み」「資料ダウンロード」などが考えられます。
とくに商材が高額な場合は、一度の来客で商品を売ることは簡単なことではありません。リードを獲得してから段階的にアプローチして、購買意欲を高めていくプロセスを検討しましょう。
02.ペルソナを詳細に設定する
ターゲットに訴求力のあるアプローチを考えるためには、自社の顧客となる理想的なペルソナ像を設定することが重要です。性別や年齢に加えて、住まいや年収、趣味、嗜好など、さまざまな角度から鮮明にイメージしていくのがポイントです。
ペルソナが明確に決まれば、その人が求める情報や悩みなどが顕在化しやすくなるため、ホームページの方向性を定めやすくなります。設定したペルソナが共感できるキャッチャーや興味を持つデザイン、課題を解決できるようなコンテンツを作成しましょう。デザイン性だけにこだわらず、コンテンツの質を保つことも大切です。
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03.修正・改善を繰り返す
ホームページは定期的かつ継続的に更新することで、その効果を発揮します。更新頻度を高めることで検索結果の上位に表示しやすくなるほか、情報の鮮度が保たれることで、より信頼性の高いホームページとなります。1年以上更新されていないホームページと、こまめに更新しているホームページとでは、後者の方がユーザーに選ばれやすくなります。
また、ホームページを公開したあとは、ユーザーの反応を検証して、定期的にレイアウト構成やコンテンツなどをブラッシュアップすることも忘れてはなりません。実際の数値をもとに日々改良していくことで、ホームページの価値が高まります。解析ツールなどを用いて、効果測定から修正へとPDCAサイクルを回せるよう取り組みましょう。
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04.魅力が伝わるコンテンツを作成をする
自社の商品やサービスの魅力を十分に伝えられるようなコンテンツ作成を意識しましょう。たとえ商品やサービスが良くても、お客様にその魅力やメリットが伝わらなければ、売上に結びつくことはありません。
商品やサービスの種類によって伝え方は異なりますが、お客様の声を取り入れたり、口コミを組み込んだりと、お客様にベネフィットが伝わるように工夫してみるのもひとつの手です。また、競合他社と差別化できるよう、他社にはない魅力やメリットをしっかり伝えることも重要です。
また、有益な情報を発信することにより潜在顧客を惹きつけるコンテンツマーケティングも効果的です。ブログなどで、商品の効果的な使い方や豆知識などの「広告ではない、価値ある情報」をお客様に届けることで、だんだんとファンを増やしていく方法です。すぐに売り上げに結びつく訳ではありませんがSNSなどでの拡散や認知向上に繋がる施策です。
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外部コンテンツ施策
外部コンテンツ施策とは、被リンクの獲得や広告、SNS運用などホームページ外で行う施策のことをいいます。ホームページ運用で行うべき外部コンテンツ施策には、以下が挙げられます。
05.自然検索からの流入を増やしていく
まずは自然検索からの流入を増やすためのSEO対策が必要です。Googleやヤフーなどの検索エンジンを使い、SEO(検索エンジン最適化)の施策をもとに集客する方法です。タイトルや見出しを整えたり、ユーザー満足度の高いコンテンツを作成したりなどの方法があります。
自然検索を増やすメリットは多くの費用がかからないこと。後述する広告を活用した流入に比べて比較的安価で対策できるため、スキルや努力次第で大きな効果を得ることができます。
06.広告などに投資して流入を狙う
広告を用いた流入も効果的です。Googleやヤフーなどの検索エンジンで活用されるリスティング広告や、一度サイトに訪れた人を追跡するリターゲティング広告、TwitterやインスタグラムなどのSNSを活用したSNS広告などがあります。自社のコンテンツに合わせた広告手法を選びましょう。
広告のメリットは、自然検索からの流入と比べて即効性があることです。ただし、集客につながったもののコンテンツが良質でなければ、すぐに離脱されてしまう可能性もあります。幅広く広告を出すにはコストがかかるため、予算と効果を検証しながら活用していくことが重要です。
07.外部サイトからの流入を狙う
外部サイトからの流入を増やす「被リンクの設定」も効果が高いといわれています。被リンクとは、他社のサイトに自社ホームページのリンクを貼ってもらったり、個人サイトにバナーリンクを掲載してもらったりと、自社のURLが掲載されることをいいます。
外部サイトからの集客を増やすだけでなく、被リンクはSEO的にも評価が高くなるといわれているため、検索で上位表示を狙える魅力的な方法といえます。
企業にバナーの設置や商品やサービスを紹介してもらったり、アフィリエイトを活用するなどして、外部サイトからの集客を目指しましょう。
08.SNSに力を入れて流入を狙う
スマートフォンの普及拡大により、気軽にTwitterやFacebookなどのSNSが利用されるようになりました。それに伴い、自社のSNSアカウントから広告や記事を投稿して、自社ホームページの流入を増やす方法が活用されています。
最新情報や社内の様子、商品についての紹介など有益な情報を流していくことで、自社ホームページへの集客ができるほか、認知度アップにもつながります。SNS上で話題になれば、売上の大幅アップも期待できるでしょう。
SNSを利用するメリットは、他のWeb広告よりも手軽に運用できる点です。TwitterやInstagramなどのSNSアカウントは無料で利用できるため、ランニングコストも抑えられるでしょう。ターゲットが興味を持つような情報発信をできるかがポイントといえます。
まとめ
ホームページで十分な効果を出すための集客方法を解説しました。ホームページでの集客を成功させるには、ただ作成するだけでは不十分といえます。目的やゴールを定め、ペルソナ設定や効果検証を行いながら、コンテンツの追加やレイアウト変更などを常にブラッシュアップしていくことが大切です。
また、単に集客を増やしたからといって、売上につながるわけではありません。お客様のニーズや悩みを捉えたうえで訴求力のあるアプローチを検討して、利益につながるホームページに改善していきましょう。
しかしながら、ホームページ運用には企画から制作、効果検証などさまざまな施策が必要です。「自社でリソースを確保できない」「適切な運用方法が分からない」というWeb担当者の方は、無料相談も行っておりますので、シスコムまでご相談ください。