BtoBに強い! マーケティングと営業を一括管理できるMAツール「HubSpot」とは
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現在、さまざまなMAツールが提供されていますが、BtoB企業への導入を検討するのであれば、BtoB向けの機能が充実したMAツールを選ぶべきでしょう。
そんな“BtoBに強いMAツール”の代表格が「HubSpot(ハブスポット)」です。
一般的にMAツールといえば文字通りマーケティングの専門ツールだと思われがちですが、HubSpotはマーケティングと営業を一括管理できる珍しいMAなのです。
ここでは、HubSpotの主な機能と、それらの機能を使うことでどういった効果が期待できるのかなどをご説明します。
目次
HubSpotはオールインワンの統合プラットフォーム
HubSpotは、米HubSpot社が2006年に開発した「インバウンドマーケティング」を実現するための統合プラットフォームです。
インバウンドマーケティングというのは、マス広告などに代表される一方的な情報発信(アウトバウンドマーケティング)とは逆に、顧客との双方向のコミュニケーションを主軸としたマーケティングの方法論です。
同社は、
「Attract(惹き付ける)→Convert(転換させる)→Close(顧客化する)→Delight(満足させる)」
というインバウンドマーケティングのフレームワークを提唱しており、この一連のプロセスに必要な機能をワンストップで提供するのがHubSpotなのです。
マーケティングソフトウェアの「Marketing Hub」、
営業ソフトウェアの「Sales Hub」、
カスタマーサービスソフトウェアの「Service Hub」、
そして各ソフトウェアの中核となる完全無料のCRMソフトウェア「HubSpot CRM」が提供されており、
これらを組み合わせて使用することで大きな効果を発揮するという特徴があります。
HubSpotの機能と期待できる効果
惹き付け顧客化までをサポートするMarketing Hub
Marketing Hubは、インバウンドマーケティングに必要な機能をまとめて提供するクラウド型のマーケティングソフトウェアです。
Webサイトへのアクセスを増やし、訪問ユーザーからリードへの転換、顧客満足度の向上まで幅広くサポートする機能が揃っています。
HubSpot導入1年以内の平均ROIは、月間訪問者数が3.3倍、月間リード獲得数が3.5倍にそれぞれ上昇しているというデータがあります。
期待できる主な効果として、以下のようなものが挙げられます。
・Webサイトのアクセスを向上させる
・リード転換促進
・成約数の向上
・顧客満足度の向上
営業活動をサポートするSales Hub
Sales Hubは、営業活動を強化・効率化するための営業サポートソフトウェアです。
リードに関する分析やメールなどタスクの自動化などの機能が揃っています。期待できる主な効果として、以下のようなものが挙げられます。 HubSpotを導入した企業の79%が、1年以内に売上を増加させているというデータがあります。
・新規リードをスピーディに開拓
・Eメール開封率と電話応答率の向上
・営業サイクルの短縮と成約率アップ
・営業活動に合わせたパイプラインの構築、管理
顧客管理を一元化するHubSpot CRM
HubSpot CRMは、無期限で無料で使用できるCRMソフトウェアです。
リードや顧客を管理、追跡し、効果的に対応するための機能が揃っています。
顧客情報を一元管理できるため、マーケティング活動と営業活動をスムーズに連携させることができます。
顧客管理を適切に行うことで、離脱した顧客を再び呼び戻したり、優良顧客と似た属性の顧客にアプローチしたりといったマーケティング戦略を策定しやすくなります。また、既存顧客の維持にも大いに役立つはずです。
まとめ
一般的なMAツールの場合、営業部門では別途SFAツールやCRMツールを導入して、それらを連携させて使用することが想定されています。
一方、HubSpotでは、これらをすべて同一のプラットフォームで運用管理できるというのが大きな強みとなっています。
HubSpotは、リード獲得からロイヤルティ向上までを一つのプラットフォームで行えるオールインワンツールなのです。少ない人員でマーケティング・営業効率を上げるために最適なツールであると言えるでしょう。
HubSpotについてより詳しく知りたいという方は、HubSpotの具体的な機能を紹介した資料が下記からダウンロードできますので、ぜひ見てみてください。
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